疲れた時は体を揺らすと集中力が上がるという話。~大阪難波心療内科コラム

◆ 「貧乏ゆすり=悪いクセ」ではない時代へ

昔から「貧乏ゆすりはやめなさい!」と言われてきましたが、
実はその動き、脳にとってはとても優秀な刺激だと分かりつつあります。

中部大学の研究チームによる実験では、
“体をゆらゆらと揺らす”という単純な動作が
集中力を高め、作業効率を改善するという結果が報告されています。

つまり、あの何気ない「揺れ」は、
脳のスイッチを入れる自然な方法でもあるのです。


◆ なぜ「揺れ」が集中力を高めるのか?

中部大学の研究では、揺れが脳の活動にどんな影響を与えるのかを調べました。
結果はシンプルで衝撃的。

揺れる → 脳の覚醒レベルが上がる → 注意力が持続しやすくなる

これは、身体感覚と脳の働きが密接につながっている“身体性認知”の一例です。
つまり、人間は「体を少し動かすだけで頭が働きやすくなる」ということ。

さらに、一定のリズムで体が動くと
脳の「網様体賦活系(RAS)」という覚醒中枢が刺激され、
ぼんやりしていた意識がシャキッとする効果も生まれます。


◆ じゃあ貧乏ゆすりすればいいの?

……というと、ちょっとカッコ良くないですよね。

確かに貧乏ゆすりは集中を高める動きですが、
周囲の人には「不安そう」「落ち着きがない」という
ネガティブな印象を与えることもあります。

そこでオススメなのが、
“見た目に気づかれない揺れ方” を取り入れること。


◆ オススメの「集中の揺れ」3選

● ① イスに座ったまま、上体を2~3cm揺らす

姿勢はそのままで、ほんの少し前後・左右に揺れるだけでOK。
周囲からは全く気づかれず、脳への刺激だけ得られます。

● ② 足首だけ小さくリズム運動

足全体を揺らすと目立つので、
足首をゆっくり上下させる“インナー揺れ”が効果的。

● ③ 手を膝の上で小さく揺らす

PC作業中なら自然にできる方法。
リズムをつけすぎず、呼吸に合わせるとさらに集中しやすいです。


◆ まとめ

体を揺らすだけで集中力が上がる。
これは決してオカルトではなく、科学的に裏付けられた効果です。

もちろん、堂々と貧乏ゆすりをする必要はありません。
周囲に気づかれない程度の“ゆる揺れ”を取り入れるだけでOK。

きっと、頭の中のモヤがスッと晴れていくはずです。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)